2016年03月31日

暖かくなってきたので、最近は、自転車通勤を再開しています。

通勤途中に撮影した桜です。
まだ満開ではないですが、大分見ごろになってきました。

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今回のブログは企業の法律問題とは関係ありませんが、桜が綺麗なのでアップしてみました。
posted by bunya-shirato at 11:45| 日記

2015年03月26日

弁護士にとって交渉はやりがいがある

 弁護士の仕事には交渉が欠かせません。


 会社であれば、ニュースで話題になるような企業買収などの場面だけでなく、契約交渉や債権回収など、日々の企業活動の場面でも交渉は不可欠であり、それらの交渉案件を依頼されることはよくあります。
 また、紛争になり、訴訟を依頼された場合でも、いきなり訴訟を提起するのではなく、訴訟を視野に入れつつ、一旦は交渉による解決を目指すこともあります。
 実際、私が抱えている案件でも、交渉案件は数多くあります。

 
 ところで、弁護士はどのように交渉を行うのでしょうか?
 強気で交渉を行い、決裂すれば訴訟で結構というやり方(相手によってはそのような交渉が適切な場合もあります)や、安易に間を取って合意するやり方もあるとは思いますが、弁護士の仕事を、依頼者の問題を解決することだと定義すれば、強気一辺倒の交渉はもちろん、足して二で割るような安易な交渉は、決していい結果を生まないはずです。


 訴訟はコストも時間もかかる上、判決になれば勝ちか負けのみで、柔軟な解決は出来ませんし、足して二で割るのも、単なる譲歩に過ぎないことも多いです。
 お互いが満足できる解決策を見出すために知恵を絞って交渉することが求められている、というのが私の考えです。


 例えば、契約交渉の場面でいえば、協議する事項は、契約金額だけではありません。
 企業間の売買契約書を見ても、金額に関するものでも、支払時期や分割払いの可否、代金以外の費用負担など様々なものがありますし、その他にも危険負担、瑕疵担保責任、保証などなど、金額以外の条項の方が圧倒的に多く、それだけ交渉する事項はあるのです。
 金額だけで交渉すれば、安いか高いか、勝ちか負けかという結果になってしまいますが、実際は、企業が関心を持っているのは、金額だけではなく、お互いが満足できる案を探る余地はたくさんあるはずです。


 また、契約交渉とは異なり、紛争になり、今後は関係が維持出来ないような相手との交渉でも、お互いにとって良い解決策を見出すことが大切です。
 紛争の場面では、感情的に相手を許せないのは理解できますが、相手をやっつけるという思考ではなく、相手も応じやすい、相手にもメリットのある解決策を見つけ出すことが、結果的には問題解決につながり、依頼者にとって満足につながることは多いのです。


 ところで、弁護士として難しいのは、そのような思考・姿勢が、ある依頼者にとっては、頼りない弁護士、あるいは、相手に味方している弁護士に見えてしまうリスクがあることです。
 強気で相手を追い込むような姿勢、交渉を早めに終わらせて訴訟提起する姿勢、訴訟上でも和解を拒絶し、あくまで判決を求める姿勢が頼もしく見えてしまうのでしょう。
 個人間の紛争に限らず、企業間紛争でもありがちです。特に、中小・ベンチャー企業のオーナー社長の中には、自信があり負けず嫌いな方もいらっしゃいますので、弁護士としては理解を求めるのに苦労する場面です。
 そこは、依頼者と弁護士との信頼関係や丁寧な説明が求められているのだと思います。


 このところ交渉案件が多かったため、書いてみました。
 交渉はとても奥が深く、弁護士として知恵を絞る場面が多く、やりがいも感じます。今後も研究していきたいと思っています。




白土文也法律事務所は、遺言・相続などの個人の法律問題、中小企業・ベンチャー企業の法律問題を中心に取り扱っております。
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posted by bunya-shirato at 18:32| 日記